ユーフォニアム・チューバ

楽器の選び方

ユーフォニアムを選ぶ上で一番重要なのは、バルブシステムです。ピストン数が3本のモデルは価格は抑えられますが音域や音程の正確さで劣ります。4本のピストンが横に並んだタイプは4番を小指で操作する為早い運指に限界がありますので、個人持ちで楽器を購入される場合は、4番がサイドにあり左手で操作するものが人気です。とりわけコンペイセイティングと呼ばれるシステムを採用している機種は音程の正確性が高くオススメです。次に管の太さ(ボアサイズ)ですが、細管・太管があります。直径の小さなものほど必要な息の量が少ないために吹きやすいですが、吹奏楽では音量豊かにハーモニーを作るのに適する音色の太管を多く用います。

チューバには楽器のサイズと調子でB♭・C・E♭・Fの4種類がありますが、一般的に吹奏楽で使用される物はB♭チューバです。バルブシステムにはピストンとロータリーがあり、ピストンは価格が抑えられ取り扱いも簡単ですが、操作性はロータリー式が良いです。仕上げとしては、ユーフォニアムは銀メッキ、チューバはラッカー仕上げが一般的です。