メーカーがカタログで語らないピアノの説明②YUシリーズ

当店スタッフが、ヤマハが語ってくれない「現場のピアノのご説明」をさせていただきます。
今回はヤマハアップライトピアノの定番「YUシリーズ」です。

YU11
『美しい音を、コンパクトなフォルムに。』とカタログにあるように、コンパクトでシンプルですが、新品のアップライトで、660,000円という価格設定。ヤマハの掛川工場で製作されており、ヤマハらしい明るい音色でピアノをこれから始める方にオススメの一台です。大東楽器の中でアップライトピアノの年間販売台数が1位だったこともあった人気商品。

YU33
『音へのこだわりを大切に、シンプルなデザインで。』YU11より10㎝背が高いモデルです。ピアノという楽器全てに言えることですが、背が高いと、響板の面積、弦長がとれるので、必然的に響きや音量も変わってきます。同じモデルなので基本的な作りは同じです。実際に弾いて比べてみると感じて頂けると思います。

bシリーズで紹介した鍵盤蓋がゆっくりしまってくれる、ソフトランディング機構ですが、埋め込み式で作られているロータリーダンパー(回転運動にブレーキをかけ回転を減速させる)方式で、見た目もスッキリ、お手入れもしやすくなっています。

YU専用ハンマーはオールアンダーフェルト入りハンマーです。通常ピアノのハンマーは中心に向かうほど硬度が増すように羊毛が巻かれて作られていますが、芯になる部分(アンダーフェルト)に更に硬いフェルトをいれ、組み合すことにより引き締まった音色になり、演奏者の表現の幅を広げてくれます。鍵盤をおして、ハンマーが動き、弦を叩く一瞬の事ですが、大きな違いが表れるのです。

YU11とYU33SH2(サイレント機能付き)の2台展示中ですので、弾き比べが可能です。他シリーズとの比較や、大きさ比較も是非店頭でご体感ください。

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